カナガンドッグフードで下痢や嘔吐する!3つの原因と危険サイン!
カナガンドッグフードはネットで人気商品として紹介さていますが、犬によっては
- 下痢になった
- ウンチの量が増えた
- 食べたら嘔吐した
という口コミや評判をみたりするけど、実際はどうなの?
と気になる飼い主さんもいるのではないでしょうか?
カナガンドッグフードは下痢や嘔吐しますよ!
大切なあることを知らなければ。
下痢や嘔吐する3つの原因と便から分かる危険なサインについてご紹介いたします。
カナガンドッグフードが下痢や嘔吐する3つの原因とは
カナガンドッグフードの口コミを見ていると「下痢になった」「食べた物を嘔吐した」というように、フードをカナガンに切り替えたことで下痢や吐いてしまったワンちゃんもいるのは事実です。
では、なぜこのような体調不良が引き起こされてしまうのでしょうか?
そこには3つの原因があります。
- ドッグフードの切り替えが早すぎる
- 給餌量が多い
- 便を硬くするビートパルプが入っていない
ドッグフードの切り替えが早すぎる
ドッグフードを切り替える場合は、今までのフードに少量を混ぜたりしながら、時間を掛けて切り替えていくことが基本です。
もし、ペットショップから家族として迎えたワンちゃんであったなら、思い出してみて下さい。
最初のうちはペットショップと同じフードがいいですよ。
フードを切り替える場合は、時間をかけて少しずつゆっくり切り替えてくださいね。
こんな感じのフードについての説明を受けた記憶はないでしょうか?
今まで慣れていたフードから新しいものに変えると、どうしても消化器官を含めて体に負担が掛かってしまいます。
少しずつ量を増やしながら、時間を掛ける事で犬の消化器官も新しいドッグフードに適応していきます。
しかし、この体が慣れる前にカナガンドッグフードに切り替えてしまった場合は、消化不良を起こして下痢や嘔吐することもあるのです。
カナガンドッグフードの公式アナウンスでも最低1週間程度は時間を掛けて切り替えるようにして下さいとあります。
犬によっては1週間よりももっと多くの日数が必要な場合もあります。
愛犬の体調や便の状態を見ながら、焦らずにフード切り替えを行う事が大切です。
給餌量が多い
カナガンドッグフードは栄養価が高いため、切り替える前のフードと同じ量を与えていると、給餌量が多くなってしまう事があります。
人間もそうですが、食べ過ぎによって下痢になることもよくある原因の一つです。
公式サイトで示されている犬の体重別の大まかな給餌量がこちら。
給餌量の決め方として、最低の量から与え始めて少しずつ増やしていく方法が推奨されています。
少ない量から少しづつ始めるのがドッグフードの切り替えの基本なんですね。
この時も便の状態を確認しながら進めて行くことが大切です。
カナガン公式サイトでは、便の状態は「耳たぶの硬さ」ぐらいがちょうど良いと表現されています。
更に詳しい便の状態を判断する方法として、「ウォルサムR研究所のウォルサムR糞便スコアチャート」を参考にするのもおすすめです。
カナガン公式サイトで示されている「耳たぶの硬さ」の便が、表のグレード1.5〜2.5の範囲にとちょうど一致します。
便の状態を見ながら、表と比較することで給餌量の調整もよりしやすくなりますよ。
便を硬くするビートパルプが入っていない
ビードパルプとは、砂糖の原料になるサトウダイコン【甜菜(てんさい)とも呼ばれる】を使って砂糖を作った時に出る副産物(葉やカス)のことです。
ビートパルプに栄養はほとんどなく大半が食物繊維のため、消化しきれず便が固くなります。
ビードパルプには残留農薬の懸念や海外の一部の製造方法において薬剤を使って抽出する方法がとられているのでは?という心配もあり、原材料としての不安が拭いきれません。
最近ではドッグフードにビードパルプが入っているかどうかを気にする飼い主さんも増えてきています。
カナガンドッグフードには、こういった不安のある原材料は一切使用していませんので、消化具合によっては便が緩くなることも考えられます。
危険サイン!こんな症状が現れたら要注意
万が一、カナガンドッグフードに切り替えて下痢や嘔吐があった場合は、いったん与えるのを辞めるか量が少量に戻して様子を見る方が良いでしょう。
それでも、以下のような状態があるような危険サインかもしれません。注意が必要です。
- 下痢をしていて元気もなく、食欲もないし震えがある
- 便の状態に改善がみられずに3日以上続いている
- 下痢だけでなく、嘔吐もしている
- いつもより黒色の便が出ている
下痢にも小腸で起きている場合と、大腸で起きている場合では違いがあります。
便の回数は普段と変わらないのに、便の量が多い場合は小腸で下痢を起こしている可能性が高いです。
便の色が黒っぽいと小腸で出血している可能性もあり、栄養の吸収が上手く出来ていない事も多いため痩せていく傾向にあります。
合わせて嘔吐もすると水分が体から失われてしまうので、脱水症状を起こす心配もあり危険ですので、早めに病院へ行くことをおすすめいたします。
大腸性の下痢は便の量はあまりいつもと変わりはありませんが、回数が多くなるのが特徴です。ウンチの態勢をしているのに出ない場合は、大腸性の下痢である可能性が高いです。
大腸性の下痢の場合も出血する事もありますが、明るい色の赤い血が付いていたりします。体重の変化があまり見られないのも特徴の一つです。
単純にフードの切り替えの時に起こる消化不良であれば、カナガンドッグフードを与えなければ一旦は便の状態が回復することが多いです。
口コミでも同様の経験が語られています。
カナガンに変えてから原因不明の下痢があり、いろんな検査しましたが分かりませんでした。
獣医さんからドッグフードが合わないのでは?との指摘で、いったん止めてみたらすぐに回復しました。
この口コミの下痢になった原因は分かりませんが、いったん止める事で下痢の症状を改善させる事は出来るかもしれません。
無理して与えずに様子を見る事が、自宅で出来る有効な対処法となります。
まとめ
カナガンは犬本来の食生活を考えて、肉の含有量が約半分を占めており、犬が消化を苦手とする穀物類を使用していないドッグフードです。
しかし、
- ドッグフードの切り替えが急すぎる
- 給餌量が多い
- 便を硬くするビートパルプが入っていない
という3つの原因から下痢や嘔吐する場合もあります。
その際は、無理して与える事はせずに様子を見るようにしましょう。
本来、カナガンドッグフードは犬の消化にやさしい原材料が配合されて、栄養価も高く健康を気遣う飼い主の支持を得ています。