カナガンドッグフードのウェットタイプ(缶詰)とドライフードの違いについて
カナガンは豊富な栄養を摂れる良質なドッグフードとして、犬の健康を気遣う飼い主の方に根強い人気があります。
そんなカナガンドッグフードの缶詰であるチキン ウェットタイプはドライフードに比べて情報が少なく、
- ウェットタイプとドライフードは何が違うんだろう?
- 添加物が入っているか心配・・
- ウェットタイプにするメリット・デメリットは何?
など色々気になることがあるのではないでしょうか?
そこで、ピンポイントで必要なところだけを比較した情報をご紹介していきます。
ウェットタイプとドライフードに共通するドッグフードのこだわり
カナガン開発者のエディ氏が目指した「本当に高品質なドッグフードを作る!」という理想が商品に反映されています。
製品づくりの重要な核となる部分では共通する点も多いので、先にご紹介いたします。
それが、以下の3点です。
- 無添加
- 良質な原材料の使用
- 穀物類不使用
体への悪影響を考慮して、
- 酸化防止剤や防腐剤などの保存料
- 味を調整する人工調味料
- 見た目を整える着色料
は、一切使われておりません。犬の健康を考えれば不必要な物ばかりですからね。
カナガンドッグフードは全て自然のもので代用、もしくは素材のままの良さを生かして作られています。
市販のウェットタイプのドッグフードで使われがちな増粘安定剤ももちろん使われておりません。
増粘安定剤とは、用途によって
- 粘りやとろみを出すための増粘剤
- 食品同士をくっ付けて形を作る安定剤
- 液体をゼリー状に固めるゲル化剤
となる食品添加物の事です。
増粘安定剤は食品の形成を助けるためのものであり、犬の栄養バランスには関係のないもの。健康に害を及ぼすものではないとされていますが、未だにネットでは危険性を指摘する情報も見受けられます。
健康への影響に関わらず、犬の栄養に必要のないものは体内に入れる必要はないかなっと個人的には思います。
季節にとれる良質な原材料が使用されているだけでなく、人間が食べられるくらいの高品質と新鮮さも併せ持っています。
人間が食べられるような品質の事をヒューマングレードと言い、高品質な食材を使用している証でもあります。
犬の先祖はオオカミと言われており、本来は肉食なんです。
そのかわり犬は穀物類の消化が苦手です。理由は、穀物の消化を助ける酵素(アミラーゼ)がとても少ないないから。
消化吸収をするには体への負担が掛かり、トウモロコシや小麦などの穀物類は食物アレルギーを引き起こす原因になりやすい食材です。
そのため、「本当に高品質なドッグフードを作る!」という目標を考えた時に、穀物類は一切使いわないグレインフリーこそが理想という結論に至りました。
グレインフリーは犬にとってやさしい食事であり、必要な栄養バランスを考て作られた結果なんです。
カナガンドッグフードのウェットタイプとドライの違いとは
簡単ですが、ウェットタイプとドライタイプの製品情報を表にまとめてみました。
商品名 |
カナガン チキン |
カナガンドッグフード チキン ウェットタイプ |
---|---|---|
価格(税抜き) | 3960円 | 3200円 |
内容量 | 2kg | 400g×3缶セット |
賞味期限 | 常温未開封で製造日より18ヶ月 | 缶底面に記載(日/月/年) |
原産国 | イギリス | ドイツ |
原材料 | 骨抜きチキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウタンパク、アルファルファ、鶏脂3.1%、乾燥全卵3.1%、チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、ミネラル(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、無水ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン(ビタミンA 16,250IU/kg、ビタミンD3 2,400IU/kg、ビタミンE 240IU/kg)、グルコサミン1000mg/kg、メチルスルフォニルメタン(MSM)1000mg/kg、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン700mg/kg、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニスの実、コロハ | 骨抜きチキン生肉(65%)、サツマイモ、プレバイオティクス(チコリー、バナナ)、ニンジン、エンドウ豆、ブロッコリー、ビタミン類(ビタミンD)、ミネラル類(硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン、無水ヨウ素酸カルシウム)、緑イ貝、サーモンオイル、リンゴ、ホウレンソウ、海藻、パセリ、ユッカ、ローズヒップ、イラクサ、マリーゴールド、アカニレ、アニス、セイヨウハッカ、ローズマリー |
成分 |
粗タンパク質:33.00% |
粗タンパク質:10.5% |
エネルギー |
約361.25kcal | 約105.82kcal |
食いつきの差ともなる主原料比率に注目してみます。
ウェットタイプは、骨抜きチキン生肉だけで65%もの比率をしめています。
犬は肉食ですから、見た目も匂いもドライフードに比べて肉感を強く感じられるでしょう。
味覚よりも嗅覚で肉の匂いを感じる事で、肉=良質なたんぱく質が取れると本能的に察知して食べてしまうようです。
しかも、カナガン チキンはイギリスの高級なニワトリである「平飼いチキン」を使用してます。
良質なたんぱく質、ビタミン、リンと免疫力や健康を維持するセレンを摂取することが出来ます。
ドライフードに比べて、全体的な成分は低めになります。
これは、ウェットフードの成分の75%が水分だから。
水分を摂取することは健康維持にとても大切であり、食事をとりながら水分補給もある程度出来るので、夏場の食欲がない時期などにピッタリです。
ドライフードの賞味期限は製造から18ヶ月。
ウェットフードは缶詰の底に表記されています。
開封後は、ドライフードは3ヶ月程度もつのに対して、ウェットフードは出来れば当日、遅くても翌日中には食べきらなければなりません。
保存料が使用されていないため、開封後は出来る限り早めに食べてしまう必要があります。
保存方法については、ドライフードは常温保存で問題ありません。
開封後も高温多湿の場所を避けて、直射日光が当たらない場所で保存します。
ウェットフードの場合は、開封後は別の容器に移し替えるなどして冷蔵庫で保管します。
間違っても、ラップをかけて常温で保存することがないように注意してくださいね。
カナガンドッグフード チキン ウェットタイプ(缶詰)のメリット、デメリット
ウェットタイプは水分量が多く全体の75%を占めているので、ドライフードに比べて栄養価が低くなってしまいます。
また、柔らかいため噛む回数が少なくなる分、口の中で唾液の分泌が少なく、歯に食べかすが残りやすいのが特徴です。
そのままにしておくと歯垢が溜まって歯石になってしまうので、犬用の歯ブラシや破れにくい不織布ガーゼで歯を拭く、歯磨きの代わりになる歯磨きおもちゃなどで歯周病ケアをしてあげれば問題ないでしょう。
開封後は、翌日中には食べきらなければならず賞味期限の短さには注意が必要です。
カナガンドッグフード チキン ウェットタイプの主原料は骨抜きチキン生肉(65%)となので、ドライフードが苦手なワンちゃんでも食いつきは上がる可能性が高いでしょう。
カナガンドッグフードのウェットタイプは、缶詰の2/3が肉なんです!
想像してみて下さい。
人間で言えば、肉好きの人に焼き肉を出すようもの。
お腹がすいて、「はぁ〜やっとご飯だ」と食卓についたとします。
そして、その時のご飯に焼き肉が出てきたら、喜んで食べますよね。
肉食である犬にも同じことが言えて、ドライフードに混ぜてあげるだけでも食いつきが上がった!という口コミもありました。
ウェットタイプだけでも食べられますし、ドライフードのトッピングとしても併用することが出来ますので、特別な時や食いつきを上げたいときなどに上手に取り入れるのも良いかと思います。
また、運動量が少なく食欲も落ちてきた高齢犬(老犬)や歯が少ないワンちゃんにも、ウェットフードはおすすめです。
ドライフードと比較しても柔らかく、呑み込みやすいので噛む力が弱くなっていても問題ありません。
まとめ
カナガンドッグフードのウェットタイプについてのまとめです。
- 増粘安定剤などの添加物は一切不使用の無添加
- 穀物類不使用のグレインフリー
- 人間が食べられる品質のヒューマングレード
- 骨抜きチキン生肉だけで65%も使用し、肉のうま味・風味が盛りだくさん
- 開封後の賞味期限と保存方法には注意
- 食欲が落ちてきた老犬(高齢犬)や歯が少ないワンちゃんにオススメ
- そのまま食べるだけでなく、ドライフードのトッピングにもオススメ
今回ご紹介した情報が、ワンちゃんの健康と食事の時間がより素晴らしいものになれば幸いです。