カナガンドッグフードの1日の給餌量とコスパは？どんな犬も簡単診断

下の安静時エネルギー要求量表を見てください。
愛犬の体重に該当する必要なカロリー（kcal）はどのくらいと書かれていますか？

はい。体重が3kgなら、160Kcalで合っています。
安静時エネルギー要求量（RER）とは、簡単に言ってしまえば、普通の環境で食事・排泄をしている犬が、激しい運動などもせずにジッとしているだけで必要となるエネルギー量の事です。

ワンちゃんごとの個体差を考慮した内容を反映させて1日に必要なカロリーの微調整を行います。
以下の表から愛犬にもっとも近い状態を選んで下さい。

「犬の状態」の横にある「犬の活動エネルギー係数」が必要になりますので、選んだ状態の係数を教えてもらえますか？

去勢されていますが、老犬で肥満傾向があるようでしたら、犬の状態は「高齢な犬・老犬」または、「肥満傾向にある犬」を選べば大丈夫です。
どちらも、エネルギー係数は「1.4」になりますから。

エネルギー係数が低いほど、給餌量を減らすことが出来ます。
愛犬の状態を見て獣医と相談されたり、飼い主の意向も踏まえて判断するといいですよ。

これで質問は終了です。

先ほどまで答えて頂いた内容を基に、そのワンちゃんに必要な1日分のエネルギー量を計算して出したいと思います。
この1日分に必要なエネルギー量の事を、「エネルギー要求量 (DER)」といいます。

そうですね、まさに一緒です。

2番目にした質問を思い出してください。
ジッと安静にしてても必要となるカロリー 【安静時エネルギー要求量（RER）】 はいくつでしたでしょうか？

3番目にした質問の、ワンちゃんの状態を反映させる【犬の活動エネルギー係数】はいくつでしたか？

ありがとうございます。

答えて頂いた数値を計算式に当てはめて、ワンちゃんの1日に必要な総カロリー【エネルギー要求量 (DER) 】を割り出したいと思います。

エネルギー要求量 (DER) = 160Kcal × 1.4 = 224Kcal

出ました！

このワンちゃんの一日に必要なカロリーは 224Kcal となります。

はい。その通りです。

特定のドッグフードが決まっている場合、その商品の100gあたりのカロリーを知る必要があります。

大抵、ドッグフードには100gあたりのカロリーが記載されているものです。

カナガンドッグフードの公式サイトにも記載がありました。

ここまで来ればあとは簡単です。

ワンちゃんの一日に必要なカロリー（DER）が224kcalでした。
カナガンドッグフードは100gあたり　約361.25kcal です。

これを計算式に当てはめると

1日の給餌量 ＝224kcal ÷ 361.25 × 100 ≒ 62g

ワンちゃんに、カナガンドッグフードを与える場合の1日の給餌量は62g となります。

そうですね。
公式サイトの給与量は色々な個体差を網羅できるように、同じ体重でも幅を大きくしているはずです。

より詳細な給与量を調べたい場合は、今回の計算式を使うとさらに細かな目安となるはずです。

ワンちゃんに適切な量のドッグフードになっているかは、便の状態で必ず確認するようにしてください。

はい、出来ます。
とても参考になるのが、ウォルサムR研究所のウォルサムR糞便スコアチャートです。

新しくドッグフードを切り替えた時に、消化吸収が上手くされているかを便の状態で簡単に判断できるので、是非確認してみて下さい。

カナガンドッグフードに切り替えたら、ワンちゃんの便の状態を確認してください。

便の状態がウォルサムR糞便スコアチャートのグレード1.5〜2.5のようであれば大丈夫ですよ。

仮に、便の状態がグレード3〜3.5のような状態でしたら、少しカナガンを与える量を減らすといいですよ。

おそらく、消化が追いついていない状態なのかもしれません。

5g程度量を減らして便の状態が改善するか様子を見て下さい。

硬い便の場合は、運動不足・食事が合わない・便秘気味などの原因が考えられます。

また、食事の量が足りない場合も便が固くなる傾向があるので、元気に食事を食べているようであれば、5g程度カナガンの量を増やして様子を見ると良いでしょう。

ドッグフードを切り替える時はいきなり以前のドッグフードをやめて、全て新しいものに変えてしまわないようにして下さいね。

新しいドッグフードに急に切り替えると、消化不良を起こして下痢や嘔吐をしてしまう場合があります。

カナガンドッグフードの公式サイトでも、少なくとも1週間程度の時間を掛けて徐々に切り替えていく方法が推奨されています。